一昔前までは、炭水化物抜きダイエットは健康を害する間違った方法であり
テレビ番組等でもやめた方がいいと警鐘を鳴らしていました。
最近は、逆に、最も効果的なダイエットであるという説が主流になっています。
失敗談は誘惑に負けたことだけ、実践すれば誰でも簡単に確実に痩せられる方法。
炭水化物(糖質)を摂取しないとなぜ痩せるのか?
〇
糖質をとると血糖値が急激に上がる(血液中のブドウ糖が増える)
⇒血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌される
⇒インスリンは血液中のブドウ糖を筋肉に送り込む
⇒筋肉で使い切れず余った糖は”肝臓”で分解され
中性脂肪として蓄えられる
〇
タンパク質や脂質をとっても血糖値は上がりにくい
⇒インスリンは少量しか分泌されない
⇒筋肉は蓄えられている
中性脂肪を燃料にして動く
つまり、極端にわかりやすく言えば
炭水化物は、筋肉や細胞に変わる物質ではなく
体を動かすガソリンのようなもの
必要以上に取り入れると、脂肪となって蓄えられる
新たに取り入れなければ、蓄えている脂肪が燃料として使われる
① 昔の定説
『”糖質”は、脳の唯一の栄養素であり、全く摂らなければ脳が正常に働かず
手が震えるなどの禁断症状が出る場合もある。』
⇒まず、”糖質は脳の唯一の栄養素”という部分は間違っている。
糖質を全く取らない場合は、ケトン体が糖質の代わりに脳の栄養となる。
⇒禁断症状が出るのは、現代人が糖質中毒になっているから
数週間、しばらく抜いた状態を続ければ、禁断症状は出なくなる。
② テレビ番組でよくあること
『炭水化物を抜き、肉だけ食べて生活する実験をした人は
結果ダイエットに成功するが、中性脂肪値が物凄く高くなるオチがつく。』
⇒中性脂肪値が高くなるオチの番組は、カルビでも霜降りでも何でも自由に食べれる。
⇒ストイックに短期間でダイエットする番組は、ささみや赤身しか食べない。
”糖質を全く取らない場合は、ケトン体が糖質の代わりに脳の栄養となる”と書きましたが
糖質が脳にとって最も効率的に働く優れた栄養素であることは間違いありません。
ですが、ほんの少量取っておけば十分なのです。
(1日に換算すると5g程度、小振りな握りずしの一貫のシャリくらい)
受験生が糖分は脳の栄養だからとチョコを食べたりするのは大間違い。
日本人の主食が米であるように、欧米の人はパンやジャガイモを主食にしてる
と思っている人が多いようですが
実は、欧米人の主食は”肉”なんですよね。
肉がちゃんとした食事で、炭水化物の食べ物はお菓子的な扱いになっている。
炭水化物抜きダイエットは欧米からやってきた方法なので
体質的に日本人に向かない場合もあるという説も一理あると思います。
【炭水化物抜きダイエットで注意すべき点】
・ダイエットに成功したあと、元の食生活に戻ったら大きくリバウンドする恐れがある
一生習慣にする覚悟で取り組むべき
・標準体重を超えたメタボ~巨漢(不健康)の人のためのダイエット法です
健康体の人が美容目的でやるのはオススメできない
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